膀胱炎は一度治っても再発はありえるのか
女性に多い傾向がある膀胱炎ですが、治っても再発を繰り返す人がいます。
酷い人になれば、治った翌月に再発というのを繰り返すほどです。
特に、閉経後の女性は膀胱炎が治っては再発を何度も経験している人がいます。
閉経後の女性が膀胱炎を再発しやすい理由は、デーデルライン桿菌がいなくなってしまったからです。
閉経前の女性は膣内にデーデルライン桿菌がいるため、膣内を酸性に保つ働きをしてくれます。
簡単に言えば、膀胱炎にならないためのバリケードの役割と言った方が正しいかもしれません。
閉経後はデーデルライン桿菌がなくなってしまうため、一気に無防備状態になるため膀胱炎を患ってしまいます。
もちろん、これだけが原因ではありません。
夏場など汗をかきやすい時期に、膀胱炎は再発しやすいと言われています。
汗も尿も水分です。
汗の量が増えるということは、必然的に尿の量が減ってしまうことを意味しています。
そのため、膀胱内に入ってしまった細菌を尿と一緒に排出できなくなってしまうのです。
その結果、膀胱内に細菌が留まってしまい、炎症の原因になります。
夏場など、蒸れやすい時期に再発してしまう人は、こういった原因の可能性があるので注意しましょう。
なるべく通気性の良い服を着る、ということも多少の対策になるかもしれません。
再発をしないためには、水分を多めに取ることがオススメです。
汗の量が増えたとしても、水分を多く取ることで尿の量を減らすことはありません。
トイレに行く回数が増えることは、細菌を体外に排出する機会が増えるということです。
ただし、排尿後などは細菌が入らないように工夫をしなければいけません。
あと、水分の過剰摂取も健康上良くないので適度な量を飲むことが望まれます。
他にも、疲労やストレスを溜めないことも膀胱炎の予防に繋がります。
その理由として、疲労やストレスによって免疫力が低下してしまうからです。
普段ではあれば跳ね返せるものも、免疫力が低下していることで細菌に感染してしまうこともあります。
膀胱炎は原因が分かっているものと、原因不明でなってしまうものがあります。
原因不明の場合は予防がしづらいのですが、ストレスや疲労、水分を多めに取るなど、ある程度の対策方法が分かっている場合は、積極的に行っていきましょう。
膀胱炎になってしまうと、慢性化することもあり、再発に悩む人は少なくありません。
膀胱炎の再発に悩まされないためにも、自分に出来ることはしっかり行っておきましょう。