膀胱炎の検査はどんなことをするのか | 膀胱炎の症状について教えて

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膀胱炎の検査はどんなことをするのか

膀胱炎の可能性を疑っても、検査内容が分からないと病院にも行きづらい人がいます。
検査と聞くと、何となく痛そう、難しそうというイメージを持つ人がいますが、それは違います。
膀胱炎の検査の種類はいくつかありますが、想像するような怖いものではありません。

膀胱炎の検査の中で、重要なもののひとつが尿検査です。
尿検査にもふたつの種類があり、尿定性検査は長くても30分ほどで結果が出るのに対して、尿沈渣は専門器具を使って検査をするため2時間ほどかかるのが一般的です。
もちろん、尿沈渣の方が時間もかかるだけあって検査の幅も広がります。
尿検査と同じくらい重要な検査が、細菌検査です。
細菌の種類や効果的な抗生物質が何になるかなどを調べるためには、細菌検査は欠かせません。

ちなみに、膀胱炎の検査をする時に血液検査をされることがあります。
血液検査で膀胱炎の原因などを調べることはできませんが、他の病気が原因ではないか、という面を知るためにはとても有効な手段です。
特に癌や膠原病など、炎症を伴う病気が原因ではないか、白血球数は正常かなどを調べます。
血液検査をすることになっても、他の尿検査や細菌検査のついでで行う病院が多いようです。
膀胱炎に関することは、尿検査や細菌検査の方がはっきりと分かるからでしょう。

細菌検査や尿検査をすれば、簡単に膀胱炎だと分かると思いがちですが、実はそうではありません。
膀胱炎に似た症状の病気もありますし、膀胱炎と同じ症状や結果が出たからと言って、医師は安易に膀胱炎だと診断を下さないのです。
その理由は、膀胱炎の影に重篤な病気が隠れている可能性があるからです。
そのため、安易に膀胱炎と診断をせず、他の病気が隠れていないかを調べる医師が多いようです。

今回紹介したように、膀胱炎の検査と言っても普通の検査内容なので安心してください。
ただ、すべての検査をする場合は時間がかかってしまうことは覚悟しておきましょう。
特に、尿沈渣は2時間ほどかかるのが当たり前になっているので、混雑する時間帯は避けた方が良さそうです。
もしくは、前もって予約をしておくことで検査もスムーズになる場合があります。
どちらにしても、飛び込みで検査をしてもらうのではなく病院に問い合わせて相談をしてから予約をして行う方がいいでしょう。
普通に過ごす1時間と病院で待つ1時間では、気持ち的にも大きな差があります。
少しでもストレスを軽減出来るように、検査時も工夫をしましょう。

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