膀胱炎の治療に必要なものとは
膀胱炎の治療に必要なものと言えば、抗菌薬や抗生物質のイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、膀胱炎だからと言って抗菌薬を処方すればいいというものではありません。
膀胱炎には細菌、出血性、間質性などさまざまなものがあります。
しかし、抗菌薬が必要な膀胱炎は細菌性膀胱炎だということを知っていますか?
細菌には抗菌薬が効果的ですが、出血性や間質性膀胱炎の場合に抗菌薬は意味がありません。
逆に副作用の心配があるので、細菌性以外で使用する医師はいないのではないでしょうか。
他にも、原因不明と言われている間質性膀胱炎は治療もやや難しい傾向にあります。
自己免疫疾患から、間質性膀胱炎を患うのではないかと言われていますが確証には至っていません。
手術になった場合、抗コリン薬と呼ばれる膀胱の収縮を抑える鎮痛薬の投与が行われます。
その後、膀胱に生理食塩水を注入して膀胱壁を広げる水圧拡張術があります。
もちろん、麻酔をしているので痛みはありません。
間質性膀胱炎の場合、食べ物にも気をつけなければいけません。
そういった知識はインターネット上でも知ることは出来ますが、専門的な知識を持つ医師から指示された方が実践する側としても安心出来ます。
膀胱炎は悪化すると、危険な病気に繋がる可能性があります。
そのため自覚症状が出た場合は、すぐに泌尿器科の医師に相談することをオススメします。
しかし、仕事の都合などで病院に通えない人がいるのも事実です。
そういった人たちは、水分を多く摂取して細菌を尿と一緒に流すという方法を試してみましょう。
軽度の膀胱炎であれば、こういったことで改善される可能性はあります。
ただ、例え改善されたとしても一時しのぎにしかなっていない場合もあるようです。
改善されたからと言って、そのままにするのではなく時間を見つけて病院に通いましょう。
軽度〜中度の場合、病院で処方される薬だけで比較的早めに治ることも珍しくありません。
膀胱炎をしっかり治したい場合、治療方法は特別難しいものではありません。
膀胱炎の原因の約90%は細菌性と言われているので、医師から処方された薬を飲むことで治すことは出来るのです。
症状が軽減されたからと言って、薬を飲まずにいたり、生活習慣の見直しをしなかったりなど、悪影響を及ぼすことをしなければ改善されていきます。
治療は根気強く続けることが大切です。
中途半端に治療をやめてしまうと、薬に耐性がついてしまい効きにくくなる場合もあるので気をつけましょう。