膀胱炎の症状はどんなものがあるのか | 膀胱炎の症状について教えて

膀胱炎の症状はどんなものがあるのか

膀胱炎は、よく耳にする病気です。
排尿を我慢すると膀胱炎になるというイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。
確かに排尿を我慢することでも膀胱炎になることはありますが、他の原因で患う人がほとんどです。
しかし、膀胱炎の原因は知っていても症状についてはいまいち分からない人も珍しくありません。
実際に、膀胱炎はどのような症状が現れるのでしょうか。

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▼ 目次

膀胱炎の主な症状

膀胱炎の一般的な症状として、排尿痛があります。
膀胱炎ではない時は排尿をしても、痛みを感じることはありません。
しかし、膀胱が炎症を起こしていると排尿によって刺激されて排尿痛を感じることがあるのです。
痛みとしては、排尿し始めた時よりも途中から後半にかけて痛みが出てくることがほとんどです。
他にも、尿混濁という症状も比較的多く現れます。
膀胱炎になったことで、細菌が増殖して尿が白く濁ることです。
白血球や膀胱の粘膜が剥がれることで、尿が濁ってしまうのです。

更に、トイレの回数が増えるのも膀胱炎の症状のひとつと言えます。
トイレの回数が増えると言っても、尿の量が増えるわけではありません。
量が増えるのではなく、1回の排尿の量が減ってしまい、トイレの回数だけが増えてしまうのです。
個人差はありますが、10分間隔でトイレに行く人も珍しくありません。
更に、トイレで用を足したばかりなのに残尿感があって落ち着かない人も多いようです。
このような症状が出ている場合、すぐに病院で診てもらいましょう。
そのまま放置してしまうと、腎盂腎炎になる可能性もあるので注意してください。
膀胱炎は軽く見られがちな病気ですが、重大な病気がその影に隠れていることもあるのです。

膀胱炎の種類

膀胱炎と言っても、いくつか種類があります。
一般的に膀胱炎と聞けば、単純性膀胱炎を指すことが多いようです。
尿意の我慢、冷え性や生理が原因で患うこともあります。
簡単に治療が出来ないのが、複雑性膀胱炎と間質性膀胱炎のふたつです。
複雑性膀胱炎は尿路に異物や細菌源が現れて、抵抗力の低下なども見られる慢性膀胱炎です。
原因になるものを取り除かない限り、治っては再発の繰り返しになります。
間質性膀胱炎は膀胱粘膜の内側に炎症が起こって、筋肉が萎縮してしまうタイプのものです。
これに患うことでトイレの回数が異常に多くなります。
トイレに行きたくなると、なぜか下腹部に痛みが現れるのも特徴です。
紹介した症状がすべてではありませんが、ひとつの目安にはなるので覚えておくといいでしょう。

膀胱炎にならないためには

膀胱炎にならないためには、いくつかのポイントを押さえることで予防することも可能です。
まず、大前提となるのがトイレを我慢しないことです。
膀胱内に細菌を溜めてしまうことになるため、トイレは我慢しないようにしましょう。
他にも、女性にありがちなのがダイエットです。
適度なダイエットであれば問題ありませんが、過度な方法を行うことで身体の抵抗力や免疫力も低下してしまいます。
そのため、膀胱が細菌の影響を受けやすくなるので気を付けてください。

ダイエットから膀胱炎になるというのは、なかなかイメージが繋がらないと感じる人もいます。
しかし、ただ痩せるだけに固執することで健康状態を悪くしてしまうのは分かるはずです。
身体の抵抗力が低下しているところに、膀胱が細菌に感染してしまうので気をつけましょう。
女性が膀胱炎になりやすい理由として、過度なダイエットが原因と解く人もいます。
他に気をつけるべきことは、陰部を清潔に保つことです。
女性は毎月生理が来るため、ナプキンなどで蒸れてしまいます。
特に夏場は蒸れやすい季節なので、他の季節以上に清潔に保つことをこころがけてください。

膀胱炎の症状がでたらすぐ医師に診てもらいましょう

基本的に膀胱炎は女性に多い病気ですが、男性も患わないわけではありません。
ただ、女性は人生で1度はかかると言われるほど悩まされる人が多いようです。
一度膀胱炎にかかってしまうと、ちょっとしたことで症状が現れる人もいます。
再発しないためにも、普段から水分を多めに取って尿量を増やすことを考えましょう。
尿量を増やすことで、膀胱炎の原因になる細菌を尿と一緒に排出できるからです。
男性が膀胱炎になった場合、重大な病気が隠れている可能性があります。
女性と男性では症状などによって、病気の可能性も異なってきます。
男性の場合は前立腺肥大症や膀胱癌が潜んでいることがありますが、女性の場合は腎臓や膀胱に関する病気が隠れている可能性があります。
膀胱炎になった場合、他の病気を患っていないかを確認するためにも病院で診てもらうことをオススメします。

膀胱炎の症状が出た場合、すぐに医師に診てもらいましょう。
軽度であれば、すぐに治療出来るものも、放置して悪化すると治療期間も長くなり、その分だけ費用もかかってしまいます。
自覚症状のないまま膀胱炎にはならないので、どのような症状があるかを覚えておいて、すぐに治療してもらえるように知識を蓄えておきましょう。